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このサイトはジョン・オブ・ゴッド(JOHN OF GOD-Joao de Deus)に会うために渡航を思案されている方を支援するサイトです。一般社団法人 デライトオブシェイラ



カーサとはどんな場所ですか?

概略

『カーサ』は南米ブラジル連邦共和国ゴイアス州アバジャーニア村にあるヒーリングセンターで、1979年に設立されました。『カーサ』の正式な名称は『Casa de Dom Inacio』といい、キリスト教の聖人『聖イグナシオ』(Ignace de Loyola)の名前から付けられています。『Casa』はポルトガル語で「家」という意味で、現地ではこの通称が広く使われています。英語を話す人々は『The Casa』と呼んでいます。
 おおざっぱなイメージとしては「キリスト教の教会」と「僻地の診療所」を併せたような感じでしょうか。建物に塗られた基調色は「露草色に近い青」と「白」の二色によるコントラストで統一され、そこに気候のせいもあってブラジルらしい大らかさが加わったような、堅苦しさのない、過ごしやすい雰囲気の場所です。

 設立者はJoão Teixeira da Faria(ジョアン・テイシェイラ・ダ・ファリア)で、通称『ジョン・オブ・ゴッド』(John of God)と呼ばれています(ポルトガル語ではJoão de Deus)。
 彼は現存する最もパワフルなヒーラーの一人で世界的に有名です。彼抜きで『カーサ』を語ることはできません。カーサ運営の基礎となっているのはひとえに彼の『霊媒』としての能力です。彼は『エンティティー(Entity)』と呼ばれる進化した霊的存在に自分の肉体を貸し、治療を行います。つまり、治療の主体は『エンティティー』です。「Entity」という英単語自体は「実在」と訳されますが意味としては『聖霊』という日本語の言葉が当てはまるように思います。

『聖霊』は彼の肉体を通じて、癒やしを求めてやってくる全ての人々に対応します。ジョン・オブ・ゴッドの受け入れる聖霊は30体以上にのぼります。彼らは過去において医師、神学者、セラピスト、あるいは著名な人たち等でした。

 ジョン・オブ・ゴッドは自分の人生を霊媒の能力に捧げました。彼はエンティティーに肉体を貸している間、自分自身の意識は無い状態なので、エンティティーが診療を終えたとき、その間自分が何をしていたのかを憶えていません。エンティティーは彼の肉体を借りている間に人々を診察し、その人の望みを理解し、様々なヒーリング方法によって人々が自分自身で治っていく過程を助けます。エンティティーは癒やしの列に並ぶ全ての人を受け入れ、その列がどんなに長くても、診察を夜まで続けなくてはならなくとも誰も追い返したりはしません。一番多くの人が並んだときは一日三千人でした。
 カーサのセッションに受けるに当たって料金は全く掛かりません。ただ、ハーブを処方された場合はその料金は掛かります。詳しくは後述します。

いま病の状態にある方へ

 カーサにおけるヒーリングとは一回限りの瞬時に起こる治癒ではなく、それは一連のプロセスというべきものです。それぞれの人々にはそれぞれの生い立ち、環境、抱えているものがあり、それらの条件のもとで必要な学びがあります。それ故、人が治っていく過程というのはそれぞれがとても独特であると言えます。

 エンティティーは単に対処的にいま現れている症状を解決するよりも病気になった実際の原因を解決をすることを助けてくれることがあります。ある人々にとってはこちらがむしろ早くて劇的なプロセスである場合もあります。他方ほとんどの人は癒やしの過程がこの地を去ってから時間を掛けてすすみます。また、ある人々はさらに何回かここに来ることが必要であると告げられます。

「自分の治癒のプロセスと観察される効果・進化」を他の人々のそれと比べないことが重要です。そして最も重要なことは完全に能動的に自分の癒やしの過程に参加することです。その過程とは、カーサに行く前、滞在中、そして帰ってきた後も自分の全体性を取り戻すために自分自身が何を手放し、誰を許し、何を変えるべきなのかを見詰め続けることです。

 エンティティーは彼らのできる最善を我々に施してくれますが、彼らはまた我々が自分のやるべきことをやることを期待しています。彼らは魔法使いではなく、この世を去ってから別次元で進化を遂げ、その次元における高度の医療技術や霊的観点からの真理に基づいて治療を行う存在です。それは深甚なスピリチュアルプロセスのサポートです。もちろん、エンティティーの加護のもと、人々が『奇跡』と呼ぶであろうようなことがたくさんあることも事実です。しかしそれでもプロセスは人それぞれなのです。

 それ故、カーサを訪れるのに際して最も良いアプローチは『奇跡』や『すぐに治ること』に対してはオープンになると同時に自分自身のプロセスについては忍耐強く全面的に参加し、『愛』のヒーリングパワーを信じることです。そして『愛』は実際に存在する最もパワフルな薬であり、カーサのワークの中に浸透しているものです。

ヒーリング能力の進化を希む方へ

 カーサには病を抱えている方と同様にヒーリング能力の更なる進化を希む方もたくさん集まってきます。医療関係者、セラピスト、代替医療やエネルギーワークの従事者等他の人を癒やす職業の方です。何ヶ月あるいは何年といった長い滞在になる方もいます。彼らが家に戻ったときにはほとんどの方が以前より優れたヒーリングプラクティショナーになっています。

 カーサで時を過ごすことによる最大のスピリチュアルな効果は「無条件の愛に対して心が開いていくこと」だと思います。これがヒーリングと言われるものの真のエッセンスであり、カーサに来た人たちは自分たちがいかに「愛」との関わりが少なかったか、自分自身を愛し、受け入れることいかに少なかったかに気づき始めることと思います。エンティティーと一緒にワークを始めると自然に自分や他人を許すという作業に取り組み始めることになります。そして他人を許すことと自分を許すことは同じことであるということにも気づくと思います。

 そして自分や他人に対する「無条件の愛」を感じ始めると、しばしば物理的な現実ではない事柄に触れたり、気づきを深めたりします。具体的には「スピリチュアルなビジョンを見る」、「エネルギーを感じる」、ときには「他界した人とコミュニケーションをする」というようなことです。

 カーサのエンティティーは他人を助けることをする人々に深い敬意を払いサポートします。彼らは多くの医師やヒーリングプラクティショナーに「私たちはあなたがクライアントにもっとエネルギーを伝えられるように援助します」と言います。

 カーサで得られる経験の全てはそこに参加した個々人、それぞれのために別々に用意された多面的でスピリチュアルな旅です。

スピリチュアルな成長を希む方へ

 あなたがカーサに行くことを決意するまでにあなたはたくさんの経験を積まれてきていることと思います。そしてそういった経験が指し示しているは「いま、自分はカーサに行かねばならない」というスピリットからの強い衝動だと思います。

 日本人に限らず、私たちは多くのものにラベルを貼ることを日常的に行ってきました。例えばうさんくさいものの代名詞のように使われる『いたこ』、『口寄せ』という言葉があります。真実とそうでないことが一緒くたにされ、そこに利害のエゴや様々な「恐れ」が混じって卑小な概念化がなされた言葉です。いまでは人をおとしめるための、そして一部の人々の信念体系を強化するお手軽なレッテルに成り果ててしまっている単語です。

 いつの時代にも自分の知っていることが全てである、現在の科学の手法で有効性が実証されないものは受け入れられない、とする人々は多いと思います。ジョン・オブ・ゴッドの苦難もそこから始まっています。ときの権力者、医療関係者、宗教関係者などからの迫害や妨害は数えきれません。ジョン・オブ・ゴッドが日本にいたならば我々は同じように上記の単語を当てはめたことでしょう。

 しかしながらジョン・オブ・ゴッドはエゴの概念化にからめ取らそうになるたびに、信念体系の文脈へ落とし込まれそうになるたびに「奇跡という現実」でそれらを払いのけてきました。「質量保存の法則」を何度説かれるよりも、「癌患者の臨床統計」を何度説明されるよりも、人は「車いすから元気に立ち上がる人」や「光が見えるという、ついさっきの盲人」といった目の前で起こる真実に圧倒されるからです。

 カーサで「何か」を見たならばたやすくラベルを貼らないで欲しいと思っています。それが一見、自分の中ではすでにカテゴライズされたスピリチュアルな事象であってさえもです。あなたがなにかに促されてここに来たのであれば、それはこれまで学んだことをさらに深化させるためです。スピリチュアルな権威であろうとするエゴを強化するようなことやスピリチュアルな野心を裏付け、促すようなことは起こりません。

 ここは覚醒を約束してくれる場所ではありません。高次の意識へのショートカットでもありません。いま現在あなたの抱えている問題が明確になり、目の前に現れてくる場所です。それはアセンションへの上昇螺旋を登り続ける上で欠くことのできない「安定性と明晰さ」を確実なものにしていく場所とも言えます。

 うれしいことにエンティティーはそうした我々にちょっとした、あるいは壮大な奇跡を用意してくれています。そして、アバジャーニアの霧の掛かる美しい山並みが見渡せる展望台に行ったならば、少しだけ「人としてのJoãoの受難」にも思いを馳せてください。

ジョン・オブ・ゴッドとはどのような人物ですか?

概略

ジョン・オブ・ゴッドは本名をJoão Teixeira da Faria(ジョアン・テイシェイラ・ダ・ファリア)といい、現在、生存しているもっともパワフルなヒーラーの1人です。

 彼はフルトランス・ミディアム(Full-Trance Medium)と言われ、ある一定時間、霊的な存在に自分の肉体をすべて貸すことで人々にヒーリングを行います。

 彼は、ブラジルのアバジャーニアという小さな村で「カーサ」と呼ばれるヒーリングセンターを設立し、そこで30年以上ヒーリングを行っています。彼がチャネリングする霊的実在-エンティティー(Entity)は現在約33体と言われています。治療はすべて無料で行われます(ハーブを処方された場合にはその代金として日本円で約3,000円が必要です)。

 彼の元には本当にたくさんの人々が訪れるのですが、カーサにはボランティアを含めて何千もの人が交代で働いており、すべての来訪者に対応しています。

 彼を頼ってくる人々はAIDS、癌、自己免疫不全、関節炎、様々な難病と呼ばれる症状、スポーツや事故の負傷などの肉体的な問題、中毒、鬱、統合失調症、双極性障害の精神的問題等と幅広く、ジョン・オブ・ゴッドはすべてを分け隔て無く扱います。また、スピリチュアルな成長を願って訪れる人々も多いようです。日本人に身近に感じられる例としてはペルーのフジモリ元大統領の腕の筋萎縮症と彼の息子さんの精神障害を治したことでしょうか。かれはその功績からペルー政府より名誉勲章をもらっています。

 治癒率について正確な統計はありませんが、約7割と聞いています。世界中から現代医療において手の施しようのない難病、不治の病、再生不能な傷といった人々が集まってくるのですからそれは驚異的な割合ではないでしょうか。

 ジョン・オブ・ゴッドを語る上でとても重要なことはエンティティーの存在だと思います。エンティティーは過去において医療に携わった霊的存在です。西洋医学の伝統を踏まえ、さらに3次元の我々にはおよそ想像も付かない高い次元における広範な知識・技術を駆使して治療を行います。『エノクの鍵』にもそのことは記載されていますが、今からどれだけ先になるのか、我々の科学のすそ野が広がり、パラダイムが大きく変わればエンティティーのやっていることを理解できるようになるのかもしれません。

 エンティティーはこの「カーサ」に集まる人々を全体性のもとに扱います。ですからその人がなぜ「カーサ」に来たのか、どんな意図を持ってやってきたのか、どんな関係性の中で生きているのか、そして病気が治ったらどうしたいのかを初めからすべて解っています。

 それ故、一つの例として、享楽的な生活をしていてそれが原因で病気になり、病気が治ったらまた、享楽的な生活を楽しもうとしている人にエンティティーはなにもしません。ジョン・オブ・ゴッドはそういう人の前で手を払うように振ります。また、本当に末期に訪れて全く手の施しようがない人にははっきりと「治せない」といい、最大限穏やかな死を迎えられるように取りはからいます。

 エンティティーの最大の関心事は癒しという過程を通じて、人々が肉体的、精神的、感情的、そして霊的に全体性を取り戻すことです。そのために人々の自助努力と併せてエネルギーフィールドの浄化を行っています。つまり、癒しの過程でなにを受け取るのか、何を学ぶのかということが重要であるということです。

ジョン・オブ・ゴッドの歩み

 João Teixeira da Faria(ジョアン・テイシェイラ・ダ・ファリア)は1942年6月24日にブラジル中部の小さな村で生まれました。彼の父は洋服屋で仕事は一生懸命やっていたのですが、彼と家族はしばしば貧困と飢えに直面しました。ジョアンは6歳から家の手伝いをして働き始めました。学校へ行ったのはわずかに2年間で彼はいまでも読み書きができません。
 ジョアンは子供の頃、透視能力を発揮し、出来事を正確に予言していました。彼は予言しているときのことをほとんど憶えていなかったそうです。

 村では仕事が無かったので彼は村を出ざるを得ませんでした。16歳で洋服屋の職を探すためにマトグロッソ州のカンポ・グランテという町に行きました。しかし、そこでも職は見つからず、疲れと空腹でふらふらしながら、橋の下にたどり着きました。水浴びでもしようと思い、水際に近づくと美しい女性が彼を呼び止め、もっと近くに来るように手招きしました。2人は水際で話をしながらすばらしい午後を過ごしました。

 翌朝、ジョアンは昨日のことが忘れられず、もう一度彼女に会いたいと思い、また川までいくと彼女が昨日座っていた場所にひとすじの光があり、彼女の声がしました。彼女は救世主キリストのスピリティストセンターに行くようにジョアンに告げ、ジョアンはその声に従いました。

 スピリティストセンターの所長は彼が来るの知っていて、彼をずっと待っていました。彼が到着するとセンターの所長が出てきて、「君の名前はジョアン・テイシェイラ・ダ・ファリアか」と尋ねました。次の瞬間、ジョアンは気を失ってしまいました。次に目を覚ましたとき、彼は空腹で気を失ってしまったと謝罪しました。しかし、彼の周りにはたくさんの人が居て、彼が気を失っている間に何をしていたのか教えてくれました。彼はその間に50人以上の人にヒーリングを行っていたのです。そして彼に乗り移っていたのはソロモン王であることが周りの人の証言で判りました。そしてそのソロモン王は「次の日、午後2時きっかりにまた戻ってくる」と言った、ということでした。

 所長はジョアンを自分の家に連れて行き、美味しい食事と快適な部屋でもてなしましたがジョアンは半信半疑で自分に起こったことが信じられず、自分がこんなもてなしをされるようなことをしていないと思い、びくびくしていました。しかし、次の日、センターに人々が集まり、その時間になると再びソロモン王がジョアンの体に入って治療が始まりました。

 その後、数ヶ月にわたり、エンティティーによる教えと導きが与えられ、彼は「ミディアム・ジョアン」と呼ばれ始めました。その後、ブラジル中を旅して周り、病人を癒やし、彼のところにやってくるたくさんの人々の相談に乗りました。しかし、医学界や宗教界の権力者たちからのひどい迫害もたくさんありました。彼らはジョアンの存在に脅威を感じていたのです。違法な医療行為を行ったという理由で逮捕されたり、訴えられた回数は数えきれません。

 その後、ブラジル中を旅し、人々を癒やしてきました。時の権力からの保護と弾圧を繰り返し受け、ついに安心して人々のヒーリングに専念できる場所「カーサ」を1979年に設立しました。

『三角形』とはなんですか?


 カーサに行けば『三角形』のシンボルの重要性がはっきりと理解できると思います。三角形の三辺はそれぞれ『信仰』『愛』『慈悲』を表しています。

 カーサには祈りのための『三角形』が3箇所あります。メインホールのステージ側の壁と、手術後の説明を受けるベンチの壁側、庭の小さな建物の中にあります。

 あなたは紙に書いた祈り、あるいは癒やしの願いをメインホールの三角形の底部に差し込むかもしれませんし、または事務所窓口の箱の中に置いてくるかもしれません。それらは一日に二度回収され、エンティティーによって祝福されます。

 静かな祈り、願い、祝福のために額を三角形におくことができます。メインホールの三角形についてはセッションがないときに可能です。

公式なガイドブックはありますか?


 カーサで作っている日本語版は2006年版があります。内容は一部その後の重要な変更があります。また、一部誤訳もあります。それについては当サイトで修正しておりますので当サイトをご確認ください。

公式ガイドは下記からダウンロードできます。いずれも最新版です(2013年5月15日現在)。




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